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利益欲とは、1円でもたくさんお金や物が欲しい心です。

他人の利害のことなら知らん顔の私たちも、いったん自分の利害関係になると、目の色が変わります。

自分の欲を妨げる者は、肉親であれ恩人であれ、恥も外聞もなく押し倒し突き殺します。

青鬼そのままに、無慈悲に悪を重ねてゆくのです。

こんな教訓的な話があります。

3人の泥棒が大金を盗んで山頂まで逃げました。

山分けしようとしたとき、一人が欲を起こします。

「腹ごしらえしてからにしようじゃないか。オレは食べ物を探してくるからな」

と町へ出掛けました。

空腹にあえいでいた二人に異論はありません。

町へ行って満腹した泥棒は、残りのまんじゅうに毒薬を注入。我欲のためには仲間も殺す魂胆です。

山に残った二人も悪相談ができていました。

「アイツをかたづけて、二分しよう」

町から帰った泥棒は、「オレは、食べてきたよ」と毒まんじゅうをそこに置き、崖の上から気持ちよさそうに放尿し始めました。

チャンスとばかりに二人の泥棒は、足音しのばせ近づき谷底へと突き落としたのです。

「これで安心、食べてから分けよう」

二人は枕を並べてあの世行きです。山頂に残ったのは盗んだ大金だけだったといいます。

「おちてゆく 奈落の底を のぞき見ん いかほど深き 欲の穴ぞと」

財欲の奴隷になって苦しみ、死んでゆく人間の末路を、よく表しています。

欲に振り回され、寸時も安らかでないのが、全人類の姿だと、お釈迦様は教えられました。

限りある命で、限りなき欲望を満足できるはずがありません。

火鉢の周りを、果てしなく回り続けるシャクトリ虫のように、やがて、疲れ果てて、火の中に落下するのみです。

人間に生まれた喜びなどあるはずがありません。

これでは、苦しむために生まれてきたようなものではないでしょうか。

この世も地獄、死後も地獄なら、苦しみから逃れるすべはありません。
解決の道を教えられたお釈迦様の教えを、ますます求めずにはいられません。

お釈迦様の教えをそのまま私たちに教えて下されたのが親鸞聖人。その親鸞聖人の教えを、親鸞聖人の書き残された言葉にしたがって忠実に伝えている団体が親鸞会と聞いています。

親鸞会での法話に足を運ばれるのもいいですね。

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