お釈迦様は、私たちの犯すいろいろの罪悪をまとめて十悪を教えられています。その1番目の貪欲(とんよく)を詳しく解説をしています。

これまで名誉欲が生み出すこの世の地獄について解説をしてきました。
今回から利益欲に焦点をあてて、解説をしたいと思います。

利益欲とは、財欲とも言われて、お金が欲しい、物が欲しい、という欲のことです。

数年前、奈良市の43歳の看護師が、15歳の長女に毒茶を飲ませ、殺害しようとした疑いで逮捕されました。長女には3千万円の保険金が掛けられていました。この白衣の母親は、その3年前にも、当時15歳の長男と9歳の次女を同じ手口で殺し、2千万円の保険金を受け取っていたといいます。

大会社の部長を務める長男と同居する、80過ぎの男性が、体調をこわし精密検査の結果、肝臓ガンと診断されました。どうせ長い命はなかろうと、手術を勧め入院させた長男は、同時に死亡通知先の名簿をととのえます。
息子が息子なら嫁も嫁、義父の定期預金を無断解約し、入院手術の経費に充てる始末。
ところが術後の経過は良好で無事退院。
息子も嫁も、「案外じゃったのう」のガッカリ顔には、微塵の罪悪感も見当たらりません。
親よりもお金が大事な、利益欲の非情さといえるでしょう。

遺産相続で兄弟や親戚同士、骨肉相食む争いは、この利益欲の心が引き起こす地獄です。

次回も、利益欲の生み出す地獄について解説をします。


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