それでは、今回も親鸞会で聞いてきた話を載せたいと思います。

名誉欲について続けて紹介していますが、名誉欲とは、よく思われたい、有能だ、カッコいい、かわいい、奇麗な人だと褒められたい、嫌われたくない、悪口言われるとおもしろくない心です。 

人類の歴史は闘争の歴史といわれます。私たちは、生来、他人に勝った人間になりたいとつねに考えているのではないでしょうか。

周囲も、他人に勝つと褒めますが、負けると見下します。

学歴競争、出世競争はエスカレートするばかりです。相手に勝ちたいのに、自分を向上させることが面倒で、他人を傷つけ妨害し、引き下げようと努力します。

心の底をたたけば、相手を突き落とし、殺しても自分を上げようとする汚い恐ろしい悪魔の心が動いていることに戦慄します。

インドに、人星の術を学ぶ山伏がありました。

世の人がビックリするような占いを見せてやろうと思った山伏は、「我が子の命7日限り」と言い触らしました。

その後、7日過ぎて、自らの手で息子を絞め殺し、我が子を葬ったのです。

世の人々は驚いて、「まことに希代の修験者だ」とこぞって称賛しました。

実の子を殺しても名声を得たい、名誉欲の非道さにゾッとします。

かりそめの安らぎを守るために、どれだけ自分を欺き、他人をだまし通していることか、名誉欲の恐ろしさを知らされます。

こんな恐ろしい心で悪を造り続けているから、この世から地獄が現出するのでしょう。自戒しなければなりませんね。


Categories : 地獄と十悪

Sorry! This article is unable to leave response!