前回に続き、親鸞会で聞いた話を書きたいと思います。

煩悩で悪をつくり、その報いで地獄が現出する。
煩悩の代表が、欲ですが、その中の1つ、名誉欲について話をしていました

「ウソくらべ 死にたがる婆 とめる嫁」といわれるように、
よく見られるためには平然とウソを言い、言葉を飾り善人をよそおうものです。
姑には、サラサラ死ぬ気はないのですが、嫁の態度が気に入らないので、
おどすつもりで「死にたい」と言う。
嫁も嫁でしたたか。
〝いい加減に……〟と心で殺しておきながら、孝行嫁を演じてみせます。
「お母さんはこの家の柱です。いつまでも元気でいてくださらないと困ります」
 ともに真っ赤なウソなのだが、さて、どちらが本当らしく聞こえるか、と皮肉ったものでしょう。

   心と口とは、おのおの異なり、言っていることと、念っていることに、まことがない(『大無量寿経』)

 人間のうそ偽りの虚仮不実を、すっぱ抜かれた釈尊の言葉です。
 つまらぬ人のつまらぬ讃辞にも舞い上がるが、子供にバカにされても気が沈む。名誉欲の奴隷の悲しさを、つくづく思い知らされます。


Categories : 地獄と十悪

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