Archive for 7月, 2009

親鸞会でも地獄、極楽について教えられていますが、地獄、極楽って実際のところなんなのでしょう?
すくなくとも「極楽」と「天国」は違いますし、キリスト教でいわれる「煉獄」という世界と「地獄」も違うものです。
そのことについて少しずつ書いていきたいと思います。

地獄には、この世の自業苦と死んでからの地獄があるといわれますが、まず、この世の地獄(自業苦)について書いています。

この世の地獄(自業苦)を四苦八苦で教えられていますが、その6番目は怨憎会苦です。

これは嫌な人、憎らしい人、きらいな人と会わねばならないという苦しみです。
人間関係の悩みというのはいつの時代も変わらず、家庭内、職場、学校、などなど深刻な悩みはつきものです。
なかにはイジメにあって自殺してしまう人もあるくらいです。
肉体の傷はまだ治せるが、心の傷はなかなか治せない、といわれますが、嫌いな人から嫌味をいわれたり、皮肉やら、冷たい言葉をかけられると、一日、いやずっと嫌な思いをしてしまう人は決して少なくないでしょう。
まさにこの世の地獄です。

この生きにくい人生を親鸞聖人の教行信証には“難度海”と書かれています。
苦しみの波が次から次へとやってくる、渡り難い海のようなところが人生だと言われているのです。
その難度海の人生を明るく楽しく渡しきる、大きな船があることを教行信証の冒頭には

「難思の弘誓は難度海を度する大船」

とハッキリ書かれているのです。
親鸞会の講演会ではよくこの話がなされています。
どういう意味なのかは、またの機会に書きたいと思います。